内転筋の筋トレがO脚を悪化させる理由
O脚を改善しようと、内転筋のトレーニングをしていませんか?
両膝の間にボールを挟んで潰す運動や、膝と膝をくっつけるように力を入れる運動
——これらはO脚改善のための運動として広く紹介されています。
しかし、はっきり申し上げます。
!!!O脚の方が内転筋の筋トレをすると、O脚が悪化する可能性があります。!!!
「百害あって一利なし」という言葉がありますが、この運動はまさにそれです。
なぜなのか、順を追って説明します。
目次
そもそも、O脚は「ねじれ」が原因です
O脚というと「脚が外側に弓なりに曲がっている状態」をイメージする方が多いのですが、これは誤解です。
正しくは、「脚が内側にねじれながら歪んでいる状態」です。
弓のようにしなっているのではなく、内側にねじれている。この違いがとても重要です。
脚が内側にねじれているということは、内側にねじる力をさらに加えると、当然ねじれが悪化します。
これがわかると、内転筋の筋トレがなぜいけないかが見えてきます。
内転筋だけを鍛えることは、実際には不可能です
内転筋というのは太ももの内側にある筋肉で、脚を内側に閉じる動きを担っています。
では実際に内転筋を鍛えようとして運動すると何が起きるか。
O脚の方の場合、内転筋だけを働かせることができず、必ず「内側広筋」という別の筋肉が一緒に働いてしまうのです。
内側広筋は大腿四頭筋のひとつで、太ももの前側にある筋肉です。
そしてこの太ももの前側の筋肉が働くと、脚を内側に巻き込む力が強くなります。
O脚 = 脚が内側にねじれている状態
内転筋トレーニング → 内側広筋が働く
内側広筋が働く → 脚を内側に巻き込む力が増す
結果 → O脚がさらに悪化する
せっかくO脚を良くしようと頑張っているのに、まったく逆のことをしてしまっているわけです。
「内転筋が弱いからO脚になる」は間違いです
内転筋のトレーニングが広まった背景には、「内転筋が弱いからO脚になる」という考え方があります。
しかしこれは、因果関係が逆です。
美脚の方とO脚の方を比べても、O脚の方の内転筋が特別弱いわけではありません。
男性でも、スポーツをしっかりやってきた方でも、O脚の方はたくさんいます。
筋力と脚の形には、直接の関係がないのです。
正しくはこうです。
「内転筋が弱いからO脚になる」ではなく、
「O脚だから内転筋が使いにくくなる」
内転筋を鍛えても、O脚が改善することはありません。
それよりも、ねじれを解消して正しい筋肉の使い方を身につけることが先です。
実際に当院に来られた方の話
当院にO脚矯正で来られる方から、よく聞く話があります。
「以前通っていたO脚矯正院で、内転筋が弱いから鍛えるように言われました」
「ボールを膝に挟む運動を毎日やっていたのですが、なかなか良くならなくて…」
この運動を指導している院が多いのも事実で、だからこそ疑いなく続けてしまう方が多いのです。
以前は「意味はないですが、そこまで害もありません」とお伝えしていました。
しかし今は違います。
改善が遅くなるどころか、悪化させる恐れがあるので、「今すぐやめてください」とお伝えしています。
では、何をすればいいのか
「内転筋トレーニングがダメなら、何をすればいいの?」と思われる方も多いでしょう。
O脚改善のために本当に必要なのは、筋肉を鍛えることではなく、「ねじれを解消して正しい筋肉の使い方を覚えること」です。
具体的な方法は、脚の状態によって人それぞれ異なります。
同じO脚でも、ねじれの程度、硬さ、生活習慣によってアプローチが変わるためです。
まずやめてほしいのは、内転筋トレーニングだけではありません。
骨盤矯正バンドで脚を縛る、膝を付けたままスクワットをする
——これらも同様に、O脚改善には効果がなく、むしろ逆効果になる可能性があります。
O脚の方は、正しい方法でやらないと、せっかくの努力が無駄になるどころかマイナスになりかねません。
ぜひ正しい知識で取り組んでください。
「まずは自分のO脚がどんな状態なのか知りたい」
そんな方のために、初回のカウンセリング・検査を無料で行っています。
改善の見込みがあるかどうかも含め、現在の脚の状態をしっかり確認いたします。
もちろん、検査のみで施術を受けずにお帰りいただいても大丈夫です。(予約枠に限りがありますので同業者の方はご遠慮ください)
施術をご希望の場合は、初回2,980円にてご案内しております。